
── 創業者・平林 景が語る、シーアイ・パートナーズグループ加入の理由と展望。
「自分がワクワクすることしかしない」
これは、僕の信念であり、生き方そのものです。
「誰かを喜ばせたい」「社会のためになることをしたい」── そんな大義名分よりも、まずは自分自身がワクワクするかどうか。
その道を突き進んだ先に、それが誰かの希望になったり、社会の役に立つなら、それこそが最高の原動力になる。
そして今回、僕がとことんワクワクして決めたこと。
それが、株式会社とっとリンクのシーアイ・パートナーズグループ加入です。
なぜ、シーアイ・パートナーズだったのか?
2016年12月、とっとリンクを設立し、放課後等デイサービス「みらい教室」を運営してきました。
事業の拡大を目指し、全力で走り続けた約3年。
しかし、2019年の報酬改定、さらに新型コロナウイルス感染拡大の影響によって、事業は大きな壁に直面しました。
幸いにも、閉所や倒産の危機は乗り越えたものの、「再び同じ状況に陥れば、今度こそ僕の事業は終わってしまうだろう」という確信めいた恐怖が、心に強く植え付けられました。
コロナ禍が収束してからもその不安は消えず、「会社の未来をどう描くべきか」を真剣に見つめるように。
そこで、M&Aの道を模索し始めたのです。
そんな中、M&A仲介会社を通じて出会ったのが、株式会社シーアイ・パートナーズ(本社:大阪府、代表取締役:家住教志、専務取締役:本田信親)でした。
初めて家住氏と本田氏に会ったとき、正直なところ「どんな会社なんだろう?」と探るような気持ちが強かったのを覚えています。
ところが、実際に話してみると、事務的な話はそっちのけで「こんなことできたら面白いよね!」 と未来のビジョンで大いに盛り上がったのです。
彼らの目には、単なる事業の拡大を超えた夢と希望が輝いていました。
その瞬間、「この人たちとなら、ワクワクする”みらい”がつくれる!」と直感しました。
もちろん、「とっとリンク」という社名や「みらい教室」のブランドがそのまま残せるという条件面の良さもありました。
しかし、それ以上にワクワクしたことが、本グループ加入を決断をした最大の決め手です。
社員の”みらい”を見据えて
とはいえ、経営者として最も気がかりだったのは、社員たちのことでした。
彼らが積み上げてきた経験や想いを、どうすればより良い形で未来につなげられるのか。
それが、僕のミッションでした。
「ここなら、社員のキャリアの可能性がもっと広がる」
家住氏や本田氏との対話を重ねる中で、そう確信できたことも、大きな決め手のひとつです。
上場を目指す企業グループの一員として成長を内側から経験できることは、福祉業界において極めて貴重な機会。
「福祉の最前線で、自分たちはどこまで挑戦できるのか?」
その問いに向き合える環境は、とっとリンクの仲間たちの成長につながると考えています。
さらに、福利厚生の充実も大きな魅力でした。
これまで十分に整えられなかった制度が、グループのリソースを活かすことで、より働きやすい環境へと進化する。
社員が、自分の”みらい”にワクワクできる会社へ。
今回の決断は、それを実現するための大きな一歩となることでしょう。
福祉業界への挑戦
僕には、長年温め続けてきた夢があります。
それは、「工賃20万円を実現できる、新しい就労継続支援B型の事業モデルをつくること」。
現在、福祉業界では、B型事業所の利用者さんが受け取る工賃はまだまだ低い水準にとどまっています。
しかし、もし福祉の枠を超え、ビジネスとして成立する事業を構築できたなら?
そんな未来が実現できれば、福祉業界の常識そのものを大きく変革できるかもしれない…そう考え続けていました。
今回のグループ加入によって、「とっとリンク」という船は、より広く、大きな海へと漕ぎ出せるようになりました。
工賃20万円も、もはや夢物語ではありません。
まだ詳細はお話しできませんが、就労継続支援B型事業における高級アパレルブランドの創設という、ワクワクする新プロジェクトも構想中です。
単体では実現が難しかった大規模な事業展開が可能になり、これまで見えなかった新たな景色が広がり始めました。
僕たちは、福祉業界における新しい価値創造を、本気で追求していきます。
とっとリンクのこれまで、そしてこれから
創業以来、とっとリンクは「みらい教室」を通じて、子どもたちの未来を支えてきました。
当初は順調に事業を展開していましたが、報酬改定やコロナ禍の影響を受け、創業当時に掲げた夢も想いも大きく揺らぐことに。
だからこそ、「単体での成長」にこだわるのではなく、「時代に最適化した選択」をするべきだと考えました。
まずは、経営基盤の安定化と経営資源の充実──その実現に向け、事業拡大の選択肢としてM&Aを決断しました。
これまで、とっとリンクは小学生から高校生までの支援を中心に行ってきました。
しかし、今回のグループ加入によって、「みらい教室」で培った放課後等デイサービスのノウハウと、シーアイ・パートナーズグループが持つ就労支援のノウハウを掛け合わせることができます。
これにより、「学びの場」から「働く場」まで、利用者さんの未来を途切れることなく支え続けることが可能になります。
これからのとっとリンクは、さらなる進化を遂げ、より多くの人に貢献できる会社へ。
新たな挑戦を通じて、社会に価値を提供し続けていきます。
“ みらい ”への「ワクワク」を、もっと大きく
シーアイ・パートナーズは、上場を目指しています。
それが実現すれば、日本の福祉業界に革命を起こせるかもしれない。
そして、その先には「世界進出」という未来が広がっているかもしれない。
そんな可能性を想像すると、やはりワクワクが止まりません。
そして、僕自身の新たな挑戦もすでに始まっています。
2024年2月に設立した一般社団法人日本福祉医療ファッション協会の活動に注力し、2025大阪関西万博での『おむつコレクション』開催に向け、すさまじいスピードでプロジェクトを進めています。
今回のグループ加入は、僕にとっても、とっとリンクにとっても 「新しい旅のはじまり」 。
これからはプロデューサーとして、本グループの企業価値の向上──シーアイ・パートナーズグループというブランドを確立するため、福祉業界に「ワクワクするシナジー」を生み出していきます。
“ みらい ”は、きっともっと面白くなる。
今後とも、とっとリンクならびにシーアイ・パートナーズグループをよろしくお願いいたします!